
ソロキャンプで使用する道具を
衣・食・住・焚という観点で紹介していきます。
part2では【住】について紹介します。
この記事では、ソロキャンプで必要な【住】関係の道具を一挙に紹介しています。
ソロキャンプの道具には、どんな道具があり、何が必要で、何を選べばよいのか??
そんな初心者の方の悩みを解決していきます。
私も始めるときにこのような悩みがあり多くの情報を集めて道具を購入しました。
そんな経験を元にソロキャンプに必要な道具を【衣食住+焚火】の観点から紹介しています。
道具選びのポイントについても解説しています。
【衣・食】関連の道具については↓↓の記事で解説しています。


【焚】関連の道具については↓↓の記事で解説しています。
キャンプ経験は3年。愛車ジムニーシエラで全国を旅しています。真夏と雪中キャンプ以外を経験。キャンプを始めた当初、試行錯誤して選んだ道具を5万で購入。しかし、その道具たちは今ではほぼ使っておらず・・・。今での道具購入費は30万円以上!!!
【住】必要な道具まとめ
- 椅子
- テーブル
- テント関連
- タープ関連
- ペグ関連
- 寝具関連
- 照明関係
- 充電関連
- ファーストエイドキット
- 収納関連
- 運搬関連
- その他 マルチシート ごみ袋

とても多いですね
驚いています。

キャンプは必要な道具が多いです。
ですが、はじめから知っておくと
タメになり、後々後悔することも少ないでしょう。
椅子:【住】で最初に検討すべき道具
キャンプでは、9割近く椅子に座って過ごします。
椅子の合う合わないでキャンプの楽しさも左右されます。
椅子の高さによってもスタイルが変わるので吟味して決めましょう。
最初は、高さ調整可能な椅子を購入することをオススメします。
種類 | メリット | デメリット | こんな方にオススメ |
ハイスタイル | ・座る立つの動作がしやすい ・疲れづらい ・腰が痛くなりづらい ・比較的商品が多い | ・収納時にかさ張るものが多い ・重いものが多い ・焚火いじりが少ししづらい | ・快適性重視の方 ・腰痛持ちの方 |
ロースタイル | ・収納時に小さくなる物が多い ・軽量な物が多い ・目線が焚火に近い | ・座る立つの動作がしづらい ・少し疲れやすい | ・軽さ重視の方 |
地べたスタイル (お座敷スタイル) | ・目線が焚火に近い ・軽量な物が多い | ・座る立つの動作がしづらい ・少し疲れやすい ・おしりが痛くなりやすい | ・軽さ重視の方 ・日頃から地べたに 慣れている方 |

私は地べたスタイルが多いです。
理由は3つ
- 軽量重視な点
- 焚火と視線が近い点
- そのスタイルが好きだから
たまにハイスタイルにすると
快適性が高かったりと新鮮です。
初心者の方にオススメしている椅子や椅子のみでできるチェアリングについては↓↓↓の記事を参考にしてください。


テーブル:椅子の高さが決まってから選ぶ
椅子が決まればその椅子に合うテーブルを選びましょう。

椅子を選んでから
テーブルを選ぶのが重要ですよね?

はい!!その通りです。
先にテーブルを選んでしまうと
テーブルの高さに合わせた
椅子選びになります。
キャンプでは椅子に座っている時間が9割以上で
重要度は、椅子の方が高くなります。
初心者の方にオススメするテーブルについては↓↓↓の記事を参考にしてください。
テント関連

- テント:TC素材+ワンポールがオススメ
- グランドシート:テントの保護や設営時の場所決めに
テント:TC素材+ワンポールがオススメ

テントも色々な種類がありますね・・・
初心者は何を選べば良いのですか?

結論から言うと
素材はTC(ポリコットン)
タイプはワンポールタイプの物が
オススメです。
まず、大雨でないことを前提としています。
焚火も楽しめて設営が簡単 = TC素材+ワンポールテント
TC素材は、ポリエステルとコットン素材を配合した素材です。焚火にも強く、多少の雨も問題ありません。
ワンポールタイプは、設営がとても簡単で初心者の方にオススメです。
デメリットもあり、重くかさ張る点とインナーテントがあるものの居住性が低い点です。
最初のテントではTC素材+ワンポールを購入し、ある程度自分スタイルができた頃に再度テントを検討するのも良いでしょう。
自信がある方は、設営や居住性を考えず見た目を重視したテントでもOK。
グランドシート:テントの保護や設営時の場所決めに
グランドシート目的は、以下の3つです。
- テントの床面を保護(劣化、穴あき防止)
- 設営時、テントの大きさを把握するため
- 簡易的なタープや目線除け
グランドシートのサイズの選び方は
- テントの床面と同じサイズ
- もしくは少し小さなサイズ
※テントの床面よりも大きなサイズはNGです!!
グランドシートから雨水など侵入する可能性があります。

グランドシートは、必ず持っていきます。
タープ関連

- タープ:居住範囲の拡張や居住性の向上
- ポール:タープを立てる
- カラビナ:ロープとタープの接続を円滑に

小雨であればテントの項目で解説した
テントで十分でしょう。
しかし大雨の場合やキャンプスタイルによっては必要になります。
備えあれば憂いなし!!
あるに越したことはありません。
タープ:居住範囲の拡張や居住性の向上
タープの役割は、以下の4つです。
- 居住範囲の拡張
- 居住性の向上
- 周囲の視線を排除
- 上部からの飛来物から身を守る(小枝や虫、雨など)
必ず必要というわけではありません。
しかし、雨が降りそうな場合や降っているときに有ると非常に安心快適なキャンプができます。
工夫をすれば、色々な貼り方が出来ますよ。
タープの素材もテントと同じくTC素材・ポリエステルなどがあります。

過去に1度、天気が突然変わり大雨に・・・
その時のキャンプは、終日テントの中にこもりました。
その経験の後、すぐにタープを購入しました。

1日テントの中にこもりっぱなし・・・
タープにもテントと同じく
素材に種類があるんですね。奥が深いな!!

天候をよく確認していけば
最初は必要なさそうですね
ポール:タープを立てる

最初に買うなら
ポールの直径が30cm以上と太いものを選ぶと良いでしょう。
私は時と場合により持っていくポールを変えています。
ポール直径が30cm以上のものを持っていく場合
- 事前に雨が降り風もあることが分かっているとき
- オートキャンプ場(キャンプサイトの脇に駐車可能)の場合
- タープの素材がTC素材の場合(重さに耐えられるように)
ポール直径が20cm程度のものを持っていく場合
- 天候が晴れや曇りの場合
- フリーサイトの場合(駐車場からキャンプサイトまで歩く)
- タープの素材がポリエステル素材の場合
カラビナ:ロープとタープの接続を円滑に

タープを立てる時に必ず必要になるものとして
- ポール
- ロープ(ほぼタープに付属している)
このロープとタープを接続する場合にカラビナが役に立ちます。
他にも応用をすれば便利道具となりますよ。

もやい結びなどできるとベストなんでしょうけど
難しそうなのでタープを持っていくときは
カラビナも持参します。
ペグ関連
- ペグ:テントやタープを固定するための物
- ペグハンマー:ペグを打ち付ける物
- ペグ関連の収納ケース
ペグ:テントやタープを固定するための物

私がオススメするペグの材質と長さは以下の通りです。
材質はチタン
ペグの長さは
テント用:20~30cm
タープ用:30~40cm
オススメのペグの材質は、チタンです。理由は軽く、頑丈だからです。
しかし、値段が高いというのがデメリットになります。
値段を考慮し、重さを気にしなければ鍛造ペグでも良いでしょう。
ペグの長さは、テントが20~30cm タープは30cm~40cm
ペグの長さが長ければ地面から抜ける可能性が低くなりますが、重くなります。。

ちなみに各材質の比重をこのようになっています。
普通鋼:約7.9g
チタン:約4.5g
アルミ:約2.7g

チタンは、値段は高いけど
強度が高く鉄よりも60%近く軽量なんですね
ペグハンマー:ペグを打ち付ける物

ペグを引き抜くのが大変なので
引き抜くための物がついているのが
オススメです。
ペグ関連の収納ケース
道具を一つのところにまとめておくで紛失を防止しましょう。
最初のうちは、100円均一などに売っている物でも良いかもしれません。
寝具関連

- 寝袋:中途半端な選択はNG
- マット類:快眠のために超重要
- 枕:必要な方には必要

冬キャンプをやる前提であれば
値段が高いですが寝袋とマットの妥協は禁物です。
もし車で行ける方は、マットのみ購入し
自宅の布団類を持っていくのがベストです。
寝袋:中途半端な選択はNG

購入時、特に注意するポイントです。
- 快適温度と使用可能温度
- ファスナーの向き
- ストレッチ性
- サイズ感
冬または雪中キャンプを考えている方は、迷わず登山用の物を購入した方が良いです。
春や秋でも夜は寒い時があるので寝具選びは重要です。
値段も高いので中途半端に選ぶことは禁物です。
快眠のためにも慎重に、そして大胆に選びましょう。

キャンプでも快適に眠りたいので
妥協できませんね。
でも値段が高いので最初は家から
布団を持っていこうかな・・・

マミー型は、窮屈そうなので
ストレッチ性があるものを選んで
より快眠を目指そうかな。

最初、布団型を使っていました。
しかし、冬キャンプで寒く熟睡できず・・・
登山用のマミー型の物へ買い直しました。
マット類:快眠のために超重要

寝袋と同等、またはそれ以上に重要です。
快眠のためにマットも妥協できません。
マット類の役割は2つ
- 地面の凹凸から防ぐ
- 地面からの冷気を遮断し底冷えを防止
マットの種類
- エアーマット
- インフレータブルマット
- クローズドセル
- 銀マット
- コット
種類 | メリット | デメリット |
エアーマット | ・快適性が高い ・収納時小さい | ・パンクのリスクがある |
インフレータブルマット | ・快適性が高い | ・片付けが大変 ・収納時かさばるものが多い ・パンクのリスクがある |
クローズドセル | ・壊れることは無い ・片付けが簡単 | ・快適性が低い ※銀マットよりも快適性は高い ・収納時かさばる |
銀マット | ・安価 ・壊れることは無い | ・快適性が低い ・収納時かさばる |
コット | ・快適性が高い ・イスにもなる | ・設置片付けが大変 ・収納時かさばる |
R値=断熱力の値も参考にしましょう。
特に冬キャンプをする方は、R値が高い物を選ぶと良いです。
R値が低いものだと底冷えして快眠できません。

私は最初に激安のエアーマット+エマージェンシーシート掛けていました。
しかし、マットに穴が開いたのをきっかけに銀マットを購入。
銀マットは、寝心地がとても悪く
現在は、R値が4.8の登山用のエアーマットを使用しています。
枕:必要な方には必要
普段使っている枕でないと寝れない方は、最初の頃は家から持っていくのが良いです。
慣れてきたらキャンプ専用の物を購入しても良いでしょう。

私は、キャンプ用に枕を買いましたが
全く合わず・・・・
現在は、服を丸めて枕にしたり
100均のトラベルピローなど使っています。
その他:防寒性の強化
寝袋のスペックが低くてもこれらの道具を併用することで快眠に近づくでしょう。
冬または雪中キャンプで不安な方にもオススメです。
照明関連
- ヘッドランプ:夜の移動に必須
- LEDランタン:手軽で明るい
- 燃料ランタン:雰囲気が良いが管理が面倒
- キャンドルランタン:LEDと燃料照明の良いとこ取り

ヘッドランプ・LEDランタンは必須です。
プラスαで燃料+キャンドルランタンを購入しましょう。
LEDランタン、燃料ランタン、キャンドルランタンのメリットデメリットを簡単に紹介します。
種類 | メリット | デメリット |
LEDランタン | ・明るいものが多い ※燃料・キャンドルランタンと比較 ・照度の調整ができる物がある ・充電機能が付いたものがある ・防水機能が付いたものがある ・手入れが簡単 | ・風合いがない ・充電式が多く突然点灯しなくなる トラブルが考えられる ・電池式は電池の種類に注意 |
燃料ランタン | ・キャンプの雰囲気が出る ・明るい物もある ・こだわりが出る | ・手入れが面倒 ・燃料管理が面倒 ・比較的サイズが大きい ・燃料が漏れるリスクがある |
キャンドルランタン | ・キャンプの雰囲気が出る ・サイズが小さいものがある | ・手入れが面倒(<燃料ランタン) |
ヘッドランプ:夜の移動に必須
泊りでキャンプをやる場合は、必ず購入しておきましょう。
その理由は2つ
- 夜のキャンプ場は、思いのほか暗い
- 段差やロープにつまづいて転倒するリスクを下げるためです。

転倒しただけでも骨折のリスクがあります。

折角楽しくキャンプをしていても
怪我をしたら辛い思い出になってしまいますもんね。
必ず用意します。
LEDランタン:手軽で明るい
ヘッドランプと同様必須になります。

モバイルバッテリーとして使えるものだと
一石二鳥ですね
燃料ランタン
燃料ランタンは、その人のこだわりが出ます。
燃料の管理がネックになるので十分検討しましょう。

手入れをしている時間も
楽しかったりするんですけどね
キャンドルランタン
燃料ランタンは、難易度が高いという方にオススメです。
揺らめく火があるだけでキャンプの雰囲気は上がります。

燃料ランタンは荷物になるので
時と場合にもよりますが
現在は、LEDランタンとキャンドルランタンを
メインに使っています。
充電関連
電源付きサイトを予約すれば問題はありません。
しかし、普通サイトよりも価格が割高になります。
特に公共交通機関や自転車を使用する方は要注意です。
モバイルバッテリーを1つ以上持っていくことをオススメします。
LEDランタンもモバイルバッテリーの機能を備えたものがあります。
連泊する場合は、車移動の方限定になってしまいますがポータブル電源があっても良いのかと思います。

自分が使っているスマホなどの機器のバッテリー容量を
事前に確認しましょう。
2回以上充電できるバッテリーがあると安心です。
ファーストエイド関連
キャンプ場の立地や季節にもよりますが、キャンプ場には当然虫がいます。
他にも怪我のリスクもゼロではありません。
収納袋:防水の物を選択
収納方法も千差万別ですが
道具の中でも重要な物は、防水ケースや厚手のポリ袋に入れましょう。
汚れや雨水などから保護できるので安心です。

カメラやモバイルバッッテリー、電池
照明関係は、たとえ防水仕様であっても
防水ケースに入れています。
ファーストエイドキットも
防水ケースに入れておくべきでしょう。

厚手のポリ袋があれば雨の日の撤収でも
役に立ちそうですね。
運搬関連
- 車移動の方向け:ワゴンとコンテナ
- 公共交通機関使用の方向け:キャリーケースとザック

私は基本車移動です。
最初の頃はコンテナに荷物を詰め込んでいました。
運搬に苦労した経験があり、現状は
- ザックに荷物を集約
- ソフトクーラーに食料関連を集約
- 薪キャリーに薪
という3つの荷物としています。
車移動の方向け
サイトの脇に車を駐車できるオートキャンプ場には、カート等は不要です。
しかし、駐車場からサイトが離れているキャンプ場では運搬が発生します。
ストレスが少なく安全な運搬方法としてカートがオススメです。
コンテナに道具を収納しておき、そのコンテナをカートで運搬するというのが良いでしょう。

わくだいさんは、なぜワゴンを使わないのですか?
そちらの方が楽だと思うんですけど

今後登山にも挑戦したい!!という想いがあり
バックパックのスタイルとなりました。
安全面を優先する場合
ワゴンの方が確実です!!!
公共交通機関を使用する方向け
公共交通機関を使用しキャンプに行く方は、必然的にザックやスーツケースでの移動となります。
結果として軽量化も必須になります。

快適なキャンプスタイルも楽しそうですが
必要最低限の道具に絞ってキャンプに行くのも
楽しみが広がりそうですね。

キャンプの楽しみは、無限です!!
これこそ沼ですね。
その他
- マルチシート:荷物を汚したくない方に
- セームタオル:テントを拭く
マルチシート:荷物を汚したくない方に
コンテナの下部や荷物を汚したくないという方には、マルチシートがオススメです。

ブルーシートではダメですか?

安価なので
最初はブルーシートでも良いと思います。
しかし、ブルーシートだと軽くて飛ばされるので
マルチシートがオススメです。
雰囲気も出ますし。
私は最近購入しました。
セームタオル:テントを拭く
キャンプの撤収時にテントについた水滴などを拭くのに便利です。
水滴を拭いてから乾燥させた方が乾きも早く、帰宅後にテントを干す手間もなくなります。
雨に濡れた体も拭くことにも使えます。

洗車用のセームタオルを使っていますが
乾燥した時に固く拭きづらいので
元々柔らかいものをオススメします。
道具編Part2【住】の終わりに

part1に引き続いて今回も盛りだくさんでしたね。

これを1から自分で調べるのは
大変ですし、必ず抜けが出そうなので
助かります。

私やキャンパー仲間の
これまでの失敗、成功経験も含んで記載しました。
参考にして貰えると嬉しいです。
次は道具編、最後となる焚火関連の道具を紹介します。
【衣・食】関連の道具については↓↓の記事で解説しています。


【焚】関連の道具については↓↓の記事で解説しています。
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